「『週4時間』だけ働く。」を少しでも日本の会社で実践してみたい
- 作者: ティモシー・フェリス,田中じゅん
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2011/02/03
- メディア: 単行本
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600ページ以上のボリュームだったけど、飛ばし読みもしつつ読了した。率直な感想は、理想的な働き方だけど実践するのは難しいといったところ。ちなみに本書のポイントは下記の記事にまとめられているので参考にしてほしい。
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (1)
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (2)
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (3)
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (4)
The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (5)
さて、今回は本書に書かれていることの中でも実践できそうなことを書き出して、実行に移してみようと思う。そう思ったきっかけは、自分が人生先送り派(終着点のためにすべてを節約し、人生をただやり過ごしている人)になっていることに気づいたためだ。本書で目指すべきニューリッチとは先送り人生プランを捨て、「時間」と「移動」を使い「今」をふんだんに生きる人であり、人生先送り派とは対称的なものである。現在の日本は人生を先送りにしても終着地が安泰とは決して言えないので、ニューリッチとまではいかないが、ニューリッチ志向であるべきと考えた。
パレートの法則とパーキンソンの法則を意識する
パレートの法則は80:20の法則とも言われ、例えば「結果の80%は原因の20%から出てくる」などといった、全体の大部分は構成要素のごく一部から生まれるという法則。パーキンソンの法則は、仕事の量は完成のために与えられた時間をまで膨張するという法則。この2つを組み合わせることにより、非常に重要なことがわかる。
1 仕事を重要なことに制限すると、仕事時間が短くなる(80/20の原理)
2 仕事時間を短くすると、仕事が重要なことに制限される(パーキンソンの法則)
これを実践するためにも、1日3回、「生産性のある働き方をしているのか?それともただ動いているだけか?」と自問自答する。本書では具体的に付箋を貼る、リマインダーに登録するなどの手法が書かれている。
無駄な作業時間を減らす
テレビ、ラジオなどの不必要な情報のインプット時間を減らす。メールチェックを1日2回に制限する。これらはすぐにでも実践できる。仕事中のメールチェックについては、Outlookのアラートもオフにしておきたい。
Webサービスでヴァーチャルアシスタントを手に入れる
本書ではVA(ヴァーチャルアシスタント)を活用し、スケジュール管理、ウェブ調査、文書作成などをアウトソーシングすることを推薦している。が、これは日本企業で実践するには情報管理の観点から困難である。
とりあえずはスケジュール管理をITを活用して簡略化することから始めるのがベターと考えた。最近だとiPhoneのSiriがヴァーチャルアシスタントになりそう。本書では仕事の効率化を図れそうな様々なWebサービスを紹介しているので、非常に参考になる。EvernoteやRemember The Milkは有名だが、それ以外にもたくさん紹介しているのでおもしろい(本書のあちこちで紹介されているのでまとめきれない)。
というわけで、連休明けからさっそく実践してみようと思う。
fujitaka