資産管理方法のまとめ(Microsoft MoneyとOFX連携)
ソフトウェアで家計簿をつけはじめて3年以上経った。家計簿をつけるまでは、クレジットカードも電子マネーも無限のように利用できてしまうことを懸念し、利用は自分が把握できる、つまり記憶できる範囲でとどめていた。銀行口座の残高は個別に通帳やインターネットバンキングを利用して確認していた。
家計簿をつけるようになって、現金、電子マネー、銀行、証券会社の残高やクレジットカードの利用額が一元的に管理されるようになった。安心してクレジットカードも電子マネーも使えるようになった。これらのメリットは別記事で紹介するとして、今回は管理方法について紹介する。
ただし、注意点としてメインで利用している管理ソフトが販売終了しているので、今から家計簿をつけはじめようとしている方は別のソフトウェアを検討する必要がある。これについては最後に紹介する。
前提(スペック)
1人暮らしかつ扶養者なし
生活する上での全ての支出を自分で支払っていて、かつ自分以外の人による支出がない。つまり支出を全て自分で把握、管理できる状態であることを前提としている。
利用しているもの(ハードウェア)
・Windows環境
マネー管理ソフトウェアのMicrosoft Money(以下、MS Money)を起動するための環境。ただし、このMS Moneyが販売終了している。
・RC-S320 or RC-S330
SuicaやEdy等の電子マネーの残高を確認するために必要。後で紹介するFelica2Moneyを利用することで、OFX形式でMS Moneyに取り込める。
・iPhone or iPod touch
日々の現金の入出金を出先で記入するために必要。ガラケーでもいいが、iPhoneアプリのCashFlowを使うと、OFX形式でMS Moneyに取り込める。
MS Moneyを資産管理の母艦にする
野口悠紀雄さんの「ポケット1つの原則」のお金版ともいうべきか。現金、電子マネー、銀行、証券会社、クレジットカード等、お金にかかわる全ての情報をMS Moneyに集約する。集約するにはいろいろなソフトウェア、ウェブサービスを使う。まとめるとこんな感じ。
そしてMS Money上ではこんな感じで見える。現金、Edy、銀行口座を一元的に管理できる。図中は資産だけだが、クレジットカードも同様に管理できる。
毎日の現金はCashFlowに記入
iPhoneを毎日持ち歩いているので、毎日の細かな現金の出し入れは、その都度iPhoneアプリのCashFlowに記入する。特に自動販売機でのジュースの購入はレシートすら残らないので、買い物したらすぐに記入する。帰宅後、MS Moneyへ取り込む。取り込んだら支払先、日にち、金額が自動入力されるので、費目を記入するだけで完了。
電子マネーで払えるなら電子マネーで支払う
電子マネー(Edy、Suica/ICOCA、nanaco、WAONなど)で払える店なら、迷わず電子マネーで払う。こうすると日にちと金額は記録されるので、入力忘れも起こらない。これまで、電車の運賃は利用明細が存在しなかったので、管理が非常に不便だったが、Suica/ICOCAの登場により、この問題に対処することができた。
電子マネーのMS Moneyへの取り込みはFelica2Moneyを利用する。こちらもCashFlowのように取り込んだら日にちと金額が自動入力されるので、支払先と費目を記入するだけで完了。
MSNマネー残高照会サービスで口座を一元管理
MSNマネーの残高照会サービスは優れたサービスである。銀行、クレジットカード、証券会社等、各種口座をまとめて最新状態に更新して、明細をMS Moneyに取り込むことができる。通帳から手動で入力する必要などない。ただし、クレジットカードについては、MSNマネー残高照会に登録できるが、支払い金額が確定した後でないと反映されないというデメリットがある。
結局、クレジットカードは日々の利用記録を手動で入力している。楽天カードの場合、カード利用お知らせメールで対処している。速報情報であれば翌日に通知されるので、記入忘れを防止できる。
問題
MS Moneyが終了
・・・とここまで紹介しておいて、今回の管理のメインソフトであるMS Moneyは販売を終了しており、買うことができない。自分自身も今のバージョンを使い続けるしかない状態である。よって、MS Money以外の新たなソフトウェアを探す必要がある。
新たな管理ソフトの要件
新しいソフトの要件は下記。候補としてはQuickenやGnuCashがあるが、まだ試してないので、下記の要件を満たしているかは不明。調べている人がいたらフォローよろしく。
- 既存MS Moneyの移行ができる
- ofxファイルでの取り込みができる
- 日本の株価計算を自動で取得できる
- 日本語対応(文字化けしない)
まとめ
年末年始だし、家計簿をつけようとしている人がいるかもしれないと思い、記事を書いてみた。MS Moneyが既にないことが非常に残念だが、興味ある人はチャレンジしてみるといいかも。この資産管理による効果については、別記事にてまとめる予定。年内に掲載できればいいかなー。